数学教育協議会
数学教育協議会(略称:数教協、AMI)は1951年の設立以来、「水道方式」、「量の理論」をはじめ「質の高い、楽しくわかる算数・数学の授業」の研究と実践を重ねてまいりました。
AMIは、「数学教育協議会」の英訳である「Association of Mathematics Instruction」の略称です。なお、amiはフランス語で「仲間」や「恋人」の意味があります。
北海道地区数学教育協議会
北海道地区数学教育協議会(略称:道数協、AMI-DO)は数教協の地区協議会の一つです。1965年に発足し、教室の子どもたちが明るく瞳を輝かせ「楽しかったね」、「よくわかったよ」、「勉強だいすき」の声が多く聞こえる授業をめざして、道内で唯一、小中高大の教師・学生・保護者が共同で数学教育について研究・実践をしている民間の数学教育研究団体です。
研究大会の定期開催をはじめ、全道各地において校種別のサークル活動や学習会を開いています。また、ご要望に応じて研修会等への講師派遣も承っておりますのでお気軽にご相談下さい。
活動内容
研究会
- 全道大会(7月下旬)
- 全国大会(8月上旬)
- 冬期研究会(1月上旬)
- 全国研究集会(2月上旬)
会員通信
- 道数協通信「こんぱす」(年に5号発行)
- 数学教育協議会通信「AMIの目」(年に3号発行)
主な刊行物
- 「算数たのしい学習プリント」(共同文化社)
- 月刊誌『数学教室』(あけび書房)
活動方針
活動の重点
- 子どもの学習の原動力を知的好奇心のなかに求め、それらを満たす授業こそ学力の向上を保障するという理念に立脚した活動をする。
- 競争原理による点数序列主義を排し、すべての子どもが充分な学力を身につける教育をめざして実践と研究をつづける。
- 「未来をひらく数学」をめざした授業実践の交流、批判、検討をし、幅広く意見の交流をはかる。
- 子どもの期待に応えられるような授業を探求し、実践による検証を積み重ねる。
- 学校の内外を問わず、広範な人々との連携を強め、幅広く意見の交流をはかる。
活動の具体的な内容
- すべての子どもにわかる楽しい授業づくりをすすめるために、教育内容・教育方法などについての研究と実践を積み重ねよう。
- 学習指導要領・検定教科書を具体的に分析し、実践的批判活動を強めるとともに、私たちの科学的な教育課程の研究をおしすすめよう。
- テスト主義・序列主義・管理主義に反対し、評価の問題を論理的・実践的に追求するとともに、職場の同僚や地域の保護者とも協力し、教育実践の質的向上をはかるように努めよう。
- 全道大会・冬期研究会・支部研究会の成功とサークルの一層の充実のために絶えず周囲にはたらきかけ、参加者を増やし、新しい仲間を大切にしながら計画的に実践と研究をつづけ、研究の量と質の向上に努めよう。
- 私たちの研究をより確かなものにするため、他民教・地域民教・全道レベルの教研等と連携し、成果を広め、教育を真に国民のものとするよう努めよう。
- 『数学教室』の学習、読者拡大、執筆等に、組織的計画的に取り組もう。
- 各支部は支部体制を強化し、会員の拡大・地道なサークル活動のために最大の努力を払い、各種の研究会・学習会等により研究の成果を広め、新しい活動家を増やし、新サークルの結成に力を入れよう。
- 道数協の役員及び事務局、研究局、編集局員は、組織化、研究活動推進のため各支部に直接接触を持ち、また各支部は会員個々との連携を密にしよう。
- 『こんぱす』の内容充実と、ホームページ(http://www.ami-do.jp/)の適宜更新によって、研究成果を交流し情報提供を徹底させよう。
- 『21世紀版「算数たのしい学習プリント」』の普及に努めよう。
2021.7.16
道数協の歴史
年 | 月 | 活動 |
---|---|---|
1961 | 8 | 第1回全道大会(札幌)。参加者40名。数教協北海道地区連絡会発足。 |
1962 | 7 | 第2回全道大会(旭川)。参加者70名。 |
1963 | 8 | 第3回全道大会(札幌)。参加者70名。 |
1964 | 7 | 第4回全道大会(札幌)。参加者120名。 |
1965 | 7 | 第5回全道大会(函館)。参加者190名。北海道地区数学教育協議会発足。 |
1966 | 7 | 第6回全道大会(札幌)。参加者180名。 |
1967 | 7 | 第7回全道大会(室蘭)。参加者190名。 |
1968 | 8 | 第16回全国大会・第8回全道大会(札幌)。参加者720名。 |
1969 | 7 | 第9回全道大会(滝川)。参加者250名。 |
1970 | 1 | 第1回冬期研究会(札幌)。主テーマ「比例」。 |
1970 | 7 | 第10回全道大会(白老)。参加者330名。 |
1971 | 1 | 第2回冬期研究会(札幌)。主テーマ「集合」。 |
1971 | 7 | 第11回全道大会(札幌)。参加者260名。 |
1972 | 1 | 第3回冬期研究会(札幌)。主テーマ「量」。 |
1972 | 8 | 第12回全道大会(網走)。参加者270名。 |
1973 | 1 | 第4回冬期研究会(札幌)。主テーマ「幾何教育」。 |
1973 | 8 | 第13回全道大会(函館)。参加者500名。 |
1974 | 1 | 第5回冬期研究会(札幌)。主テーマ「統計・確率」。 |
1974 | 8 | 第14回全道大会(旭川)。参加者386名。 |
1975 | 1 | 第6回冬期研究会(札幌)。主テーマ「量と関数」。 |
1975 | 7 | 第15回全道大会(札幌)。参加者486名。 |
1976 | 1 | 第7回冬期研究会(札幌)。主テーマ「楽しい幾何教育」。 |
1976 | 8 | 第24回全国大会・第16回全道大会(函館)。参加者1609名(北海道608名)。 |
1977 | 1 | 第8回冬期研究会(札幌)。テーマ「すべての子どもに最低限教えなければならないのはこれだ」。 |
1977 | 7 | 第17回全道大会(豊富)。参加者234名。 |
1978 | 1 | 第9回冬期研究会(札幌)。テーマ「量と数学」。 |
1978 | 7 | 第18回全道大会(余市)。参加者320名。 |
1979 | 1 | 第10回冬期研究会(札幌)。テーマ「量と関数」。 |
1979 | 7 | 第19回全道大会(岩見沢)。参加者320名。 |
1980 | 1 | 第11回冬期研究会(札幌)。テーマ「楽しい幾何の授業」。 |
1980 | 7 | 第20回全道大会(札幌)。参加者329名。 |
1981 | 1 | 第12回冬期研究会(札幌)。テーマ「数学教育の研究実践のすすめ方」。 |
1981 | 7 | 第21回全道大会(根室)。参加者249名。 |
1982 | 1 | 第13回冬期研究会(札幌)。テーマ「子どもの発達と数学教育」。 |
1982 | 7 | 第22回全道大会(室蘭)。参加者261名。 |
1983 | 1 | 第14回冬期研究会(札幌)。テーマ「かけ算とその周辺」。 |
1983 | 7 | 第23回全道大会(札幌)。参加者300名。 |
1984 | 1 | 第15回冬期研究会(洞爺湖)。テーマ「分数について」「ブラックボックスについて」。 |
1984 | 8 | 第32回全国大会・第24回全道大会(洞爺湖)。参加者1100名。 |
1985 | 1 | 第16回冬期研究会(定山渓)。テーマ「子どもたちが意欲的に学べる授業」。 |
1985 | 7 | 第25回全道大会(弟子屈)。参加者200名。 |
1986 | 1 | 第17回冬期研究会(札幌)。テーマ「道内実践に学ぶ」。 |
1986 | 7 | 第26回全道大会(小樽)。参加者300名。 |
1987 | 1 | 第18回冬期研究会(札幌)。テーマ「幾何について」。 |
1987 | 7 | 第27回全道大会(北見)。参加者170名。 |
1988 | 1 | 第19回冬期研究会(札幌)。テーマ「道内実践の交流」。 |
1988 | 7 | 第28回全道大会(札幌)。参加者280名。 |
1989 | 1 | 第20回冬期研究会(札幌)。テーマ「比例」。 |
1989 | 7 | 第29回全道大会(稚内)。参加者120名。 |
1990 | 1 | 第21回冬期研究会(札幌)。テーマ「新指導要領」。 |
1990 | 7 | 第30回全道大会(新冠)。参加者160名。 |
1991 | 1 | 第22回冬期研究会(札幌)。テーマ「小数・分数の乗除」。 |
1991 | 7 | 第31回全道大会(鹿部)。参加者150名。 |
1992 | 1 | 第23回冬期研究会(函館)。テーマ「量について」。 |
1992 | 8 | 第40回全国大会・第32回全道大会(函館)。参加者800名。 |
1993 | 7 | 第33回全道大会(札幌)。参加者160名。 |
1993 | 12 | 第24回冬期研究会(札幌)。テーマ「中学校の比例から」。 |
1994 | 7 | 第34回全道大会(小樽)。参加者200名。 |
1994 | 12 | 第25回冬期研究会(札幌)。テーマ「さかのぼって幾何教育を考える」。 |
1995 | 7 | 第35回全道大会(札幌)。参加者160名。 |
1995 | 12 | 第26回冬期研究会(札幌)。テーマ「数学教育の課題を探る」。 |
1996 | 7 | 第36回全道大会(枝幸)。参加者160名。 |
1996 | 12 | 第27回冬期研究会(札幌)。テーマ「倍・かけ算・面積」。 |
1997 | 7 | 第37回全道大会(札幌)。参加者180名。 |
1997 | 12 | 第28回冬期研究会(札幌)。テーマ「研究上の諸問題」。 |
1998 | 7 | 第38回全道大会(鹿部)。参加者150名。 |
1998 | 12 | 第29回冬期研究会(札幌)。テーマ「研究上の諸問題と次期指導要領」。 |
1999 | 7 | 第39回全道大会(札幌)。参加者150名。 |
1999 | 12 | 第30回冬期研究会(札幌)。テーマ「中学校数学カリキュラム再構成への試み」。 |
2000 | 7 | 第40回全道大会(日高)。参加者160名。 |
2000 | 12 | 第31回冬期研究会(札幌)。テーマ「総合学習と教科教育の関連を探る」。 |
2001 | 7 | 第41回全道大会(札幌)。参加者180名。 |
2001 | 12 | 第32回冬期研究会(札幌)。テーマ「小・中・高の交流から共通の課題を探る」。 |
2002 | 7 | 第42回全道大会(小樽)。参加者180名。 |
2002 | 12 | 第33回冬期研究会(札幌)。テーマ「市民のための数学講座」。 |
2003 | 8 | 第51回全国大会・第43回全道大会(札幌)。参加者850名。 |
2003 | 12 | 第34回冬期研究会(札幌)。テーマ「未来をひらく実践交流」。 |
2004 | 7 | 第44回全道大会(札幌)。参加者200名。 |
2004 | 12 | 第35回冬期研究会(札幌)。テーマ「未来をひらく実践交流」。 |
2005 | 7 | 第45回全道大会(音更)。参加者180名。 |
2005 | 12 | 第36回冬期研究会(札幌)。 |
2006 | 7 | 第46回全道大会(札幌)。参加者300名。 |
2006 | 12 | 第37回冬期研究会(札幌)。 |
2007 | 7 | 第47回全道大会(小樽)。参加者240名。 |
2007 | 12 | 第38回冬期研究会(札幌)。 |
2008 | 7 | 第48回全道大会(札幌)。参加者240名。 |
2008 | 12 | 第39回冬期研究会(札幌)。 |
2009 | 7 | 第49回全道大会(札幌)。参加者240名。 |
2009 | 12 | 第40回冬期研究会(札幌)。 |
2010 | 7 | 第50回全道大会(静内)。参加者190名。 |
2010 | 12 | 第41回冬期研究会(札幌)。 |
2011 | 7 | 第51回全道大会(札幌)。参加者210名。 |
2011 | 12 | 第42回冬期研究会(札幌)。 |
2012 | 7 | 第52回全道大会(小樽)。参加者210名。 |
2013 | 1 | 第43回冬期研究会(札幌)。 |
2013 | 8 | 第61回全国大会・第53回全道大会(定山渓)。参加者530名。 |
2013 | 12 | 第44回冬期研究会(札幌)。 |
2014 | 7 | 第54回全道大会(札幌)。参加者160名。 |
2014 | 12 | 第45回冬期研究会(札幌)。 |
2015 | 7 | 第55回全道大会(札幌)。参加者120名。 |
2015 | 12 | 第46回冬期研究会(札幌)。 |
2016 | 7 | 第56回全道大会(小樽)。参加者130名。 |
2017 | 1 | 第47回冬期研究会(札幌)。 |
2017 | 7 | 第57回全道大会(芽室)。参加者100名。 |
2018 | 1 | 第48回冬期研究会(札幌)。 |
2018 | 7 | 第58回全道大会(札幌)参加者110名。 |
2019 | 1 | 第49回冬期研究会(札幌)。 |
2019 | 8 | 第59回全道大会(札幌)参加者120名。 |
2020 | 1 | 第50回冬期研究会(札幌)。 |
2020 | 7 | 第60回全道大会(新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止)。 |
2021 | 1 | 第51回冬期研究会(新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止)。 |
2021 | 7 | 第61回全道大会(新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止)。 |
2022 | 1 | 第52回冬期研究会(札幌)。 |
2022 | 7 | 第62回全道大会(小樽)参加者50名。 |
2023 | 1 | 第53回冬期研究会(札幌)。 |
2023 | 7 | 第63回全道大会(札幌)参加者80名。 |
2024 | 1 | 第54回冬期研究会(札幌)。 |
2024 | 7 | 第64回全道大会(札幌)参加者70名。 |